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何が反則!?ソフトバレーボールのアウトオブポジションのルール

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あなたはアウトオブポジションというルールをご存じですか?

このルールは、ソフトバレーボールだけでなく通常のバレーボールにおいても存在するルールです。
このルールを犯してしまうと反則になります。

基本的なルールになるので、テレビで見るプロの試合などではあまり起こらないので知らない方も多いと思います。

ソフトバレーボールにおいても起こるのはそこまでありませんが少しややこしい部分があります。
その点についても触れながら「アウトオブポジション」について説明します。

アウトオブポジションってなに!?

そもそもアウトオブポジションとは、サーブが打たれた瞬間にそれぞれのコート内の選手が
決まったポジションにいないといけないというルール。

ソフトバレーボールは4人の選手で行われ、それぞれのポジションがあります。
コートを4分割した時の前後と左右で分けており、前衛のライト・レフト、後衛のライト・レフトの4つのポジションです。

ポジションの位置は名前の通り

  • 前衛は前側
  • 後衛は後ろ側
  • ライトは右側レフトは左側

に位置しなければなりません。

サーブが打たれた時点で、上記のポジションの位置にいないといけないのです。

なので、ライトとレフトの選手の位置が左右逆だったり前衛と後衛の選手の位置が前後逆だったりすると反則になってしまいます。

サーブが打たれた後は、自コート内であればどのように動いても大丈夫でフリーポジションになります。前衛の選手が後ろに下がったり、後衛の選手がネット際まで移動しても問題ありません。

実際に私のチームでは、長身の選手がサーブを打つときやレシーブ時に後衛にいるときは、サーブが終わった瞬間にネット際まで移動しスパイクやブロックの準備をしています。

通常のバレーボールでは、このようなフリーポジションではないので長身の選手を徹底的に活かす戦略になったりと、ソフトバレーボールの醍醐味ともいえます。

アウトオブポジションのややこしい部分!

上述したアウトオブポジションのルールでほとんど説明は終わりなのですが一つだけややこしい点があります。

ソフトバレーボールのサーブレシーブでは、よくダイヤモンドの形をしたフォーメーションでのレシーブを行っているときがあります。

その時に、後衛のレフトの選手が前衛のライトの選手よりも前に出ている場合があります。
これは先ほど述べた、後衛の選手が前衛の選手よりも前に位置しているので反則じゃないか?と思いますよね。

実は反則ではないんです。

ここが少しややこしい点で、前衛の選手が後衛の選手よりも
前に出てはいけないのは同じサイド側の時です。
ライトならライト側の前衛と後衛の位置関係、レフトならレフト側の前衛と後衛の位置関係になります。

アウトオブポジションでは隣り合う選手たちの位置関係に対するルールであり対角となる選手間での前後の位置関係は全く関係ないのです。

ポジションは前衛のライト・レフト、後衛のライト・レフトの4つに分かれていますが、コートにつく位置は、隣り合う選手との位置関係によって決まります。

アウトオブポジションのルールに反しないポジションであれば反則を取られることはありません。
ここで大事になるのは、チーム内で共有しておくこと。

チームでの戦略としてどのようにレシーブするのかどのように攻撃するのかで選手にポジションが変わってきます。それぞれの戦略に適したポジションを考え反則にならないポジションを共有することで反則による失点をなくすことができます。

私もチーム内で「このポジションならアウトオブポジションになるよね」と確認することで、ルールに対する理解を深めるとともにチーム内での戦略への理解を深めることができました。

ポジションの理解が深まれば相手チームのポジションを見るだけで何を狙っているのかなどを予測でき、よりレベルの高いプレイができるようになりますよ。

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  • サフィルバ北海道男子バレーボールチームの監督
  • カンボジア王国 男子バレーボールナショナルチーム代表監督
  • 東京アメリカンクラブ女子ジュニアバレーボールチーム 監督
  • FIVB 国際バレーボール連盟 公認コーチ
  • 公益財団法人日本スポーツ協会 公認コーチ
  • 公益財団法人 日本バレーボール協会  公認講師

数々の監督やコーチの経験を活かしてソフトバレーボールに見事に取り入れています。

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